人は周囲の5人の平均になる!? 染まりたい環境に自分を置く

2020年9月6日

なりたい自分になるための方法は、自己啓発本やネットなど様々なところで様々な方法が紹介されています。

今回はその中でも私がよく見る「人は周囲の5人の平均になる」について考察してみたのでご紹介していきます。

「人は周囲の5人の平均になる」とは?

「人は周囲の5人の平均になる」とはアメリカの起業家ジム・ローン (Jim Rohn) さんの言葉です。

ジム・ローンさんはめちゃくちゃすごい方で、起業家以外にもコンサルタントをされていたこともあったり、講演家としてや、自己啓発本の執筆もされています。


ちなみに今回の5人の平均の原文は

“You’re The Average Of The Five People You Spend The Most Time With”
「あなたは最も長い時間を共に過ごす人5人の平均である」


とでも訳せるのでしょうか。(とにかく英語が苦手なので…)
かなり有名な言葉でご存じの方も多いのではないでしょうか?

意味合いとしては読んで字のごとく、人間は最も長く一緒にいる5人からの影響を強く受け、結果としてその5人の平均になる、という意味です。

わざわざ解説するまでもないくらいにわかりやすいですね。

実際のところはどうなの?

私はこれはかなり真を突いた言葉だと思います。
実際に5人なのかというところははっきりはわかりませんが、人間は周囲の影響を良くも悪くも強く受けると思います。

私自身経験がかなりあります。
例えば最初に入った会社で一生仕事してくんだろうなーと思ったのですが、良く関わる人が何人か転職していて、気づいたら自分もやりたいことができる会社に転職してました。
周囲の話を聞いて自分の中の転職のハードルが低くなったんだと思います。

あとはめっちゃ仲のいい人が犬が好きだったので犬派になったりとか…
え、影響受ける内容が浅いですか?

とにかく朱に交わればなんとやらとも言うので、昔の人も実際にそうなっていたことが多いのではないのでしょうか。

どう活用していくべきか

ここでは5人というところは棚上げしておいて、人は周囲からの影響を強く受けるという点に注目して、どのように活用していくべきかを考えます。

これには良い側面と悪い側面があると思います。

例えば周り友人が一生懸命勉強する人たちならテスト前には対策の話になり、自分も自然に勉強をしていると思います。
逆にテスト前にも遊んでいる友人とつるんでいたら、自分も勉強しない、となりやすいですよね。

仕事で言えば新卒で営業職に入った時に先輩たちが「売上は達成するのが社員としての義務」と考えて仕事をしていれば、新入社員もなんとしてでも売上を達成させようとすると思います。
一方周りが「売上をやってもやらなくても給料変わらないし、達成は別に義務でもないから」という考えで仕事をしていれば、新入社員もやれる範囲でやろうと考えるでしょう。
(これは今時はどっちが良いとは一概に言えないのかもしれませんが… 私は前者の考えで営業をしていました)


私が恐ろしいと思うのは、無意識に強い影響を受けるというところです。

例えば営業の例を使うとしたら、売上必達ではない考え方の人たちと1年間仕事をすると、売上をやらないくてもいいという点に疑問を持たなくなります。
自分では気づかないうちに、環境以外の考えがしにくくなっていくんだと思います。


人間は群れで暮らす生き物という習性上、周りから影響を受けないというのは難しいと思います。だからこそ密接に関わる人はある程度選ぶべきだと思うのです。

とは言え関わる人を完全に選ぶことは難しいと思います。
特に社会人であれば、一番長く時間を過ごすのは会社という人が大半ではないでしょうか。

ですのでそういうところで関わらないといけない人は最低限のやり取りにして、自分が目指している姿とは大きく違う場合は「そういう考えもあるんだなー、私がなりたい人とは違うけど」と割り切って聞き流すことも必要かなと思います。


大切なのは、自分が選べる範囲でなりたい姿の人たちと関わるように意識することなのではないかと思います。
会社の飲み会もある程度は必要だと思いますが、愚痴を言い合うだけの時間で得れるものも少ないと思います。

プライベートの時間は自由だからこそ目指す方向が同じ人、自分がなりたいものになっている人との時間を多く持つように心がけるとよいと思います。


私は誰と多くの時間を過ごすかの他に、誰とは深く付き合わないということも考えていく必要があると思います。

まとめ

有名な5人の平均の理論について私なりに考えてみましたが、みなさんはどう感じられたでしょうか。

色々な解釈があると思いますが、私は自分の染まりたい環境に自分を置くことが重要だと思いました。また、必要以上に関わらないという選択肢もしっかり持つべきだと思います。

ちなみに私は、自分と違う考えを頭ごなしに否定する人とただの批評家の人とは距離を置くようにしています。

みなさんも現在の自分の環境と自分の状態に関して、そして今後どのような人と深く関わっていきたいか一度考えてみてはいかがでしょうか。