会えば会うほど好感度が上がる??「ザイオンス効果」

当たり前な気もしますが、会う回数が多い人の方が話しやすかったり、仕事を振りたくなったりしませんか?
実はそれ、心理学で効果が実証されているんです。

ということで今回はそんな「ザイオンス効果」についてご紹介します。

ザイオンス効果とは

「ザイアンス効果」は別名「単純接触効果 (mere exposure effect)」や、英語の発音の違いなどから「ザイアンス効果」とも呼ばれています。

簡単に言ってしまえば、会えば会うほど好感度が上がるという効果のことです。
どうですか?簡単に実行できそうですよね?

会うのは人以外でも効果があります。
例えばCMでよく見る飲み物が飲みたくなるってことはありませんか?これもザイオンス効果を利用しています。
つまりよく目にするので印象が良くなり買いたくなるという心理が働いているんです。

営業や恋愛のテクニックとしていろいろな本に書かれています。
私も営業時代に勉強して意識していました。

大切なのは長さではなく回数

ザイオンス効果の面白い点は会う「回数」が重要であって、「時間の長さ」は重要ではないという点です。

むしろダラダラと会っているのは逆効果になる可能性もあります。
なので会う時も程よい長さを心掛け、また会いたくなるくらいの腹八分目で押さえておきましょう。
次にまた会うことができなければザイオンス効果を狙うこともできないですから。

これはザイオンス効果に限らず、人付き合いの根本にもかかわる話かもしれませんね。

効果のピークは10回まで

ここまで読んでくださった皆さんはもしかしたら「なるほど合う回数を増やせばいいのか、なら毎日会ったら1か月で30回達成で好感度爆上がりやな!」と思われるかもしれません。
でもそうは簡単にはいかないのです。

というのもザイオンス効果のピークは10回までで、それ以降は効果が薄いまたは無いそうです。
なので、10回までに決めに行く必要がある点には注意が必要です。

嫌いを好きには変えられない

もうひとつ注意が必要なのは、嫌いなものをザイオンス効果で好きに変えることはできません。
あくまでも好きの度合いが上がるのであって、感情を逆転させることはできないのです。

なのでこれから好感度を上げたい人との初対面は好感度がマイナスにならないように気を付けましょう。

まとめ

簡単な内容ですが、だからこそ人間の心理と深く結びついており、効果も大きいのがザイオンス効果です。

あなたがもし好感度を上げたい人がいるなら、まずは何回も会えるように努力してみてはいかがでしょうか。