「宅急便」が使えるのはヤマト運輸だけ!?

「宅急便」という言葉は浸透しすぎて意識することもないと思うのですが、実はヤマト運輸しか使えない言葉ということはご存じでしょうか?
今回はそんな「宅急便」に関してご紹介します。

「宅急便」はヤマト運輸の商標

冒頭で書いた通り「宅急便」という言葉を使えるのはヤマト運輸のみです。
理由としては「宅急便」はヤマト運輸の商標だからです。

私が子どものころにはヤマト運輸のテレビCMでは必ず「クロネコヤマトの宅急便」という歌が最後に流れていました。
これの影響もあって「宅急便」という言葉に馴染みがあったのかもしれません。

他の配達業者では?

ヤマト運輸以外の配達業者では「宅急便」という言葉が使えないので代わりに「宅配便」という言葉が同じ意味で使われています。

利用者としては「宅配便」の代わりに「宅急便」と言っても問題なく伝わるのですが、配達業の方々は言い間違えないように気を付けているんでしょうね。

「魔女の宅急便」も

スタジオジブリの名作映画「魔女の宅急便」にも「宅急便」という言葉がついていますが、実はこれもヤマト運輸とスポンサー契約をして使わせてもらっているんです。

実は映画の原作の題名も同じく「魔女の宅急便」なのですが、実は最初は原作者の角野栄子さんが「宅急便」がヤマト運輸の商標であることを知らずに作品名に使ってしまったそうです。
後にスタジオジブリで映画化するにあたってヤマト運輸と契約をしたとのこと。

それだけ「宅急便」という言葉が一般的に浸透しているということですね。

まとめ

「宅急便」と「宅配便」って単に言葉のバリエーションだと思っていたのですが、商標が絡んでいるのはあまり知られていないと思います。
みなさんも宅配を依頼する際に気にしてみると面白いかもしれません。