日本酒の「+」とか「-」って何? 日本酒度と味について

日本酒に書いてある「+5.0」とか「-2.5」って何のことかご存じでしょうか?
これは「日本酒度」という物なのですが、普段あまり日本酒を飲まない方だと何の数字なのかよくわからない方もいらっしゃると思います。

ということで今回は日本酒度についてご紹介していきます。

日本酒度とは?

日本酒度とは日本酒の甘さ・辛さを表す指標となる数値です。
ざっくり言うと「+」だと甘い、「-」だと辛く、それぞれ符号を除いた数値が大きくなればなるほど甘さ・辛さが増していきます。

あまり日本酒を飲まない方には「甘い」はわかりやすくても、「辛い」はわかりにくいですよね。
辛いと言ってもキムチみたいに辛いというわけではありません。
辛い日本酒と言うとさっぱりしている、切れ味が良いというような表現をされることが多いです。
日本酒度が+側にかなり大きいものは、飲んだ後に「カーッ」って感じになります。伝わりますかね??

日本酒度の計測方法

日本酒度は数値で出ているだけあって計測する方法があります。
その方法は、15℃の清酒に日本酒度計という物を浮かべて計測をします。

日本酒度計が行っている計算は、4℃の真水との重さの比較です。
糖分を多く含んでいるとそれだけ重くなります。そのため甘い日本酒は水よりも重く、水の質量から日本酒の質量を引き算するのでマイナスとなるのです。

まとめ

これを知っているだけで、日本酒が自分の飲みたいものと近いものを見つけやすくなると思います。
また日本酒度自体は知っていても、どうやって計っているのかは知らない方も多いと思うので、飲みの席で披露してもちょっと盛り上がるのではないでしょうか。