VRでパラスポーツを体感できる「VR short video of ParaRing」

現在世の中には数多くのパラスポーツが存在します。
一般の方だとパラリンピック関連のニュースなどで目にする機会もあるかと思いかと思います。
ただ多くの人が実際にパラスポーツをプレイすることはないので、すごいのはわかるけどいまいちピンとこないということもあるのではないでしょうか?

今回はそんなパラスポーツを実際に行っているような体験を楽しめる「VR short video of ParaRing」についてご紹介します。

VR short video of ParaRing とは?

「VR short video of ParaRing」とは株式会社リクルートがリクルートの公式YouTubeチャンネルで公開している動画です。
これは障がい者スポーツを疑似体験できる動画で、360°を自由に見れるいわゆるVR動画になっています。

動画の題名にもある「ParaRing(パラリング)」というのは「paradigm shift(パラダイムシフト)」と「Ring(輪)」を組み合わせた造語で、障がい者の理解を広げていこうというリクルートの活動です。
このパラリングの活動の一環として、障がい者スポーツをアスリート目線で体験することで理解を深めるきっかけになればということでつくられたのが「VR short video of ParaRing」です。

「VR short video of ParaRing」はYouTubeで公開されていて、さらにVRゴーグルなどの特別な道具も必要ないので、誰でも気軽に見ることができます。

実際にどのように体験できる?

百聞は一見に如かずだと思いますので、一度実際に見てみてください。

こちらは現在公開されている動画のダイジェスト版です。

PCで見る場合は動画の画面をクリックした状態でスクロールすると画面を自由に動かすことができます。
スマートフォンやタブレットの場合はもっと直感的で、動画を流している状態で端末をを動かすと動きに対応して画面が動きます。

体験できるスポーツの種類

現在体験できるスポーツは以下の10種目です。

  • シッティングバレーボール
  • 車いすテニス
  • 車いすバスケットボール
  • 車いすフェンシング
  • パラ馬術
  • パラローイング
  • パラ卓球
  • パラ陸上競技
  • パラ射撃
  • パラ柔道

はじめて動画がアップされた2020年3月27日には6種目しかありませんでしたが、2021年3月現在では10種目まで増えています。
リクルートは随時動画を追加していくと発表しているので、これからも種目が増えるかもしれません。

VRだからこそ体感できる臨場感

「VR short video of ParaRing」は先述の通りすべてVR動画になっています。
今回のパラスポーツの体験というものに対してこのVR動画というアプローチはとてもマッチしていると感じました。
それはVRだからこそ体感できる臨場感があると思うからです。

特に私がそれを顕著に感じたのは「車いすバスケットボール」の動画です。

フェイントで相手をかわすときの動きや、ブロックされたときの衝撃などをリアルに感じます。
こうやって見ると車いすバスケってめちゃくちゃハードなスポーツなんだなと感じることができました。

他の種目でも実際にパラスポーツのアスリートがいかにすごいことをやっているのかということが直観的に感じれるので、今まで以上にパラスポーツのアスリートのが理解できて身近に感じることができると思います。

まとめ

動画やゲームなどVRのコンテンツはどんどん増えてきていますが、パラスポーツを体感できるというのは今までなかったものだったので、とても興味深かったです。
スマホだけあれば簡単に体験ができるので、みなさんもぜひ見てみてください。