FUJIFILM 純正のMマウントアダプターの実力は?「FUJIFILM M MOUNT ADAPTER」

今回ご紹介するのはMマウントをFUJIFILMのXマウントに変換する「FUJIFILM M MOUNT ADAPTER」です。
そのままの名前なのですが、それには理由があります。それはFUJIFILM「純正」のマウントアダプターなのです。

それでは詳しく機能などをご紹介してきます。

FUJIFILM M MOUNT ADAPTER とは

「FUJIFILM M MOUNT ADAPTER」とは富士フィルムから発売されているマウントアダプターです。
これを使うとMマウントのレンズをFUJIFILMのXマウントに変換することができます。

これは何かと簡単に説明をすると、他社のレンズをFUJIFILMのカメラに取り付けることができるということです。

Mマウントのレンズは、ライカをはじめとした多くの現行のレンズやオールドレンズがあります。
このマウントアダプターは、レンジファインダー付きでのX-Pro1での使用をメインで想定して2012年6月に発売されました。
その当時はまだXマウントのレンズが少ないこともあり、他社のMマウントレンズを使えるようにしたことでレンズの選択肢が一気に増えました。

他社のレンズを使う用の物を純正で発売するっていうのも面白いですよね。

仕様

主なの仕様は以下の通りです。

  • 重量:約65g
  • サイズ:Φ59mm×14.7mm
  • 電子接点付き

マウントアダプターなのでそんなに重くも大きくもないです。

販売価格ですが、フジフィルムモールで税込み25,980円でした。
マウントアダプターの中ではちょっと高い方ですね。

機能

マウントアダプターなのでマウントを変換してレンズとボディを取り付けるのがメインの役割です。
ですがそこはFUJIFILM純正のマウントアダプター、それだけではないんです。

このマウントアダプターには電子接点が付いています。(写真の金色の部分です。)
この電子接点ですが、AF(オートフォーカス)が使えるようになるとかそういうやつではありません。
では何かというと、マウントアダプターでレンズを使う際に必要な設定を簡単に行うことができるんです。

このマウントアダプターについている銀色のボタンを押すと、ボディ側でメニューが開きます。

マウントアダプターを使用してレンズを取り付ける場合、手振れ補正などの機能を正確に使うためには焦点距離の設定などをしないといけないですが、このボタンを押すだけで設定画面に飛ぶことができます。
なのでレンズを取り換えた後にすぐこのボタンを押すと、必要な設定がすぐできるんです。

頻繁にレンズを交換する人にはうれしい機能ではないでしょうか。

使用感

実際にマウントアダプターだけをボディに取り付けるとこんな感じになります。
正面から見るともともとこんな感じだったんじゃないかと思うくらいしっくりきます。
ここはさすがは純正という感じですね。

レンズを取り付けて上から見たらこんな感じです。
やっぱり「FUJIFILM」のロゴがいい感じにマッチしていてかっこいいですね。

Mマウントからの変換にはそれほどセンサーからレンズを離す必要がないため、マウントアダプター自体は薄めです。ちなみにこれは他社のMマウント→Xマウントのマウントアダプターでも同じ厚みになるはずです。

作りはとてもしっかりしており、がたつきなどもありません。ここは安価なマウントアダプターとは一線を画すところですね。
これだと重めの望遠レンズとかを取り付けても問題なさそうです。

一方で他社の製品では最短焦点距離を短くするヘリコイド付きのマウントアダプターや、AF化できるものなどもありますが、そのような機能はありません。
電子接点のご利益もおまけ程度の物かなと思いました。
(ちょっとめんどくさいですが、レンズを好感した時にメニューを開いて設定するだけなので。)

あくまでも、XマウントのボディにMマウントのレンズを取り付けるための物ですね。

まとめ

MマウントのレンズをFUJIFILMのカメラでも使えるのはとっても魅力的です。
ただ同じMマウントから変換するマウントアダプターはもっと安いものや、プラスで機能が付いたものも他社から発売されているのも事実です。

FUJIFILM純正の高品質なマウントアダプターでMマウントレンズの性能を最大限に引き出したい方にはおすすめだと思います。