アウトプットを意識してインプットする

2020年9月6日

「アウトプットを意識してインプットする」
これは私が尊敬している元上司が良く話されていた言葉です。私自身実感することも多かったので、一度文章にして整理してみたいと思い今回の記事を書くことにしました。
今回は文字だらけになると思いますが、お付き合いください。

「アウトプットを意識してインプットする」とは

今回のお題の「アウトプットを意識してインプットする」とはどういうことか?というところから始めましょう。

簡単に言うとインプットをするときに、そのインプットしたものをどこでどうアウトプットするかを初めに考えておくことにより、得れるものに大きな差が出るということです。
例えば同じ講義でもただ聞いて覚えようとするのと、そのあと人に説明するというアウトプットを意識して聞くのとでは、後者の方が圧倒的に多くのものを得られます。

いろいろな本で同じような考え方が紹介されています。池上彰さんの本「なんのために学ぶのか」にも、得た知識を友人と共有するという形で取り上げられていました。

アウトプットを意識する練習

私はこの考え方を実践するにあたって次のようなことを意識して練習をしています。
それは「1分で人に説明できるか」です。

例えば私の職場では一人ひとりの専門性が深く、自分の担当の技術に関して詳しいのは自分だけということがよくあります。そのため社内の人に聞いてもわからないことが多く、自力で調べたり、社外から情報をもらったりしています。
その時に自分が調べていた内容を1分で上司や同僚に説明して、理解してもらえるレベルまで自分で理解できているかを意識しています。これによって自分の中でわからないところに対して「なぜ?」が出てくるので、それに対してまた調べます。そうすることで自分の中のわからないがなくなっていき、最終的な理解の度合いはかなり高くなります。

ちなみに私の場合は実際に社内で説明することも多いので、意識せざるを得ないということもあり、ある意味で恵まれていると思います。

読書での実践

本を読むときには特にアウトプットを意識してインプットをするようにしています。

自己啓発本でありがちだと思うのですが、読み終わることが目的になってしまい内容はあまり頭に残らない場合や、その本から自分に取り入れられないという問題です。
そうならないように私は1冊の中で最低1つは自分に取り入れると決めています。これによって本の中でどれなら実践できそうか、どうやればいいかを必死に探すので、何も残らなかったということがないです。

また私はこのブログがとても良いアウトプットの場になっていると思います。記事にするならここが要点だな、と意識して読むことによって流し読みではなくなります。
ブログをやっていない方でも友人に本を紹介してみてはいかがでしょうか。私はまわりに読書をする人が多いので紹介しあったり、逆に本を読まない人に読みやすいおすすめの本を紹介してみたりしています。

勉強でもそうですが、単純にわかるのと説明ができるのでは理解の度合いが圧倒的に後者の方が深いです。「人に説明をするためには」と考えながらインプットすると、自分の中で求めるインプットの質が高くなるのではないでしょうか。

まとめ

今回ご紹介した方法を頭において実践できれば、同じ時間を使っていても得れるものの質が大きく向上すると思います。考え方なので特別な準備が必要なわけでもなく、すぐに実践できます。

みなさんもただ漠然とインプットするのではなく、アウトプットを意識してインプットをしてみてはいかがでしょうか。