SNSで大人気!四季の花手水が楽しめるお寺「楊谷寺」

2021年9月12日

「楊谷寺」という名前を聞いたことが無くても、このお寺の花手水の写真を見たことがある方は多いかもしれません。
SNSで花手水がかなり人気になっており、京都に行ったときには訪れてみたいと思われている方も多いと思うので、今回はこの楊谷寺の魅力やアクセスについてご紹介していきます。

楊谷寺とは

楊谷寺(ようこくじ)は西山浄土宗のお寺で、柳谷観音(やなぎだにかんのん)とも呼ばれています。
場所は京都府長岡京市にあります。京都の西の方です。

楊谷寺は平安時代から目の病をよくするお寺として信仰されています。
その昔お堂のそばの水たまりで親猿が眼のつぶれた子猿の眼を洗っていて、それを見た空海が17日間祈祷を施したところ子猿の目が治りました。このことから、この水が眼に特別な効果があるとされ、目に悩む人々の霊水にしたという伝説があるそうです。

毎月17日にのみ上書院という明治時代後期の建物が特別公開され、庭園を一望することができます。

花手水

楊谷寺が一躍人気になったのは四季折々で変化する花手水です。
私は秋に行ったので紅葉がベースで浮かべられていました。

まずは受付を終えてすぐ左手に大きな手水があります。ここは龍手水というそうです。
ここはよく神社にあるような四角くて大きな手水になっていて、ここは特別な時期にしか花が入っていないそうです。

本堂に靴を脱いで上がり少し進んだところにあるのがこの庭手水です。
ここの紅葉はグラデーションになっていてとてもきれいです。
苔と紅葉の組み合わせがいかにも和の美しい感じが出ていて素敵です。

ちなみにひしゃくには「そうだ京都行こう」と書かれていました。
キャンペーンの販促物みたいな感じで各お寺に配られたんですかね?

庭手水から少し進んだところにあるのが恋手水です。
ここはハート形に紅葉が並べられており、SNSでもここの写真がアップされていることが多いです。
楊谷寺のパンフレットもここの写真がトップになっていました。

恋手水のある所から階段を上り進んでいくとあるのが琴手水です。
今までの手水がかなり手をかけられて作り上げられたものだったのに対し、ここはなんだかシンプルです。
物は言いようですが作りすぎない自然な形なんでしょうか。

この他にもう一か所苔手水というのがあるのですが、黄色のお花が少しだけ浮かべられていました。
それぞれの手水の場所は受付の時にもらえるパンフレットに記載されているので、それを見ながら進めば漏れなく見れます。

秋だったので紅葉がたくさんあったのですが、紫陽花の時期には青や紫の紫陽花がたくさん並べられるみたいなのでまた違った雰囲気が楽しめそうです。

アクセス

楊谷寺へは基本的には車で行くことになります。

まず毎月17日にのみシャトルバスがJR長岡京駅から出ています。
また紫陽花や紅葉の時期にはシャトルバスが阪急西山天王寺とJR長岡京駅から出ているみたいです。

自家用車やバスを使わない場合はタクシーで行くことになります。
こちらも阪急西山天王寺かJR長岡京駅から乗ります。
タクシーは片道1500円前後だったので、素直にタクシーに乗っていくのが一番楽かもしれません。
台数もほどほどいるので、混んでいるときでも待っていれば乗れると思います。

歩いても行けますが、どの駅からも参道とかではなく普通の道を永遠に歩くことになるので、こだわりがなければタクシーに乗っていくことを強くおすすめします。

まとめ

とにかく花手水がとてもきれいなお寺でした。
構図に悩むこともなくきれいに写りそうなところから撮ればOKなので、普段あまり写真を撮らない人でもインスタグラマーのような写真が撮れると思います。
紅葉など時期を少し外してしまっても花手水自体はきれいな葉っぱが並べられているので、そういうときにもおすすめのスポットです。

混雑具合ですが、SNSで人気ということもありアクセスしにくい立地にもかかわらずたくさんの人がいました。
紫陽花や紅葉の時期には混むのは覚悟しないといけないと思います。

そんな立地と混雑具合ですが、行ったら満足感はかなりあると思うのでぜひみなさんも京都に行ったときには訪れてみてください。

あと余談ですが、乾燥した葉っぱがいっぱい吊るしてある謎スポットがありました。
これは何のやつだったんでしょうか。。。