「神無月」は島根県では「神在月」??

みなさんは「神無月」をご存じですか?
あ、ものまね芸人の神奈月さんじゃなくて、暦の方の神無月の方です。
意味はそこまで知らなくても言葉自体は聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか?

では「神在月」はどうでしょうか?
実はこれ同じ月のことを示す言葉なのですが、地域によって呼び方が違うんです。
今回はそんな「神無月」と「神在月」についてご紹介します。

神無月とは?

「神無月(かんなづき)」とは旧暦で10月を指す言葉です。
ちなみに旧暦なので新暦で言うところのほぼ11月にあたります。

「神」が「無」と書く神無月ですが、由来には様々な説があるようです。
その中でも一番メジャーな説が、読んで字のごとく神様がいなくなるから神無月という説です。

日本は昔からそこら中に神様がいる(すべてのものに神様が宿る)という「八百万の神」というシステムを採用しています。(多神教)
そんな様々な神様が神無月には出雲大社にお出かけします。

そのため神様が留守になるから神無月
ちなみにお留守番をしている神様もいらっしゃるそうなので、正確には完全に神様がいなくなってしまうという状態ではないらしいです。

出雲大社に何ために行くの?

神様たちは出雲大社に会議をするために集まります。
そしてメインの議題のひとつは「縁結び」だと言われています。
ざっくり言うと誰と誰をくっつけるかという内容ですね。

出雲大社自体が縁結びで有名な神社ですが、この時期にみんなで会議するんですね。
この他にも一年間の出来事の報告や来年の天候についてなど様々なことを話し合っているそうです。

神在月とは?

ここまで読んでいただければなんとなくイメージがつくかもしれませんが、島根では神無月は神在月と言われています。
神様が島根には集まってくるから神在月なんですね。

神在月の島根旅行は計画的に

神在月の島根県は観光客がめちゃくちゃ増えます。神様だけじゃなくて人も集まってくるんです。
私は以前仕事で島根県に平日入っていたのですが、毎年11月はホテルがかなり取りにくくなりました。

道に関しては島根は全体的に広いので混むということはありませんが、宿や飛行機、ツアーに関しては早めに予約をしておくことをおすすめします。

まとめ

神様が縁結びで出雲大社に集まるから神在月になるというのは、昔ながらの言い伝えが関係している感じでいいですよね。
縁結びをお願いしに行くなら、神在月を狙って出雲に行くのもいいかもしれません。
ただ早めに予約を取っておくのをおすすめします。