季節の風の名前

2021年2月13日

日本語には自然現象を表す言葉がたくさんあります。
今回はそんな日本語の中で、季節の風に関する言葉をご紹介します。

春

春一番(はるいちばん)
春の初め、その年に初めて吹く強い南風。

東風(こち)
春に吹く東の風。東風の前に時期に応じた名前を付けて呼ぶこともある。
雲雀東風(ひばりこち)、梅東風、桜東風など。
前につく名前によっては春以外を表す場合もある。(土用東風、節東風など)

春疾風(はるはやて)
春に日本海側を西から東へと吹く南寄りの風。

貝寄風(かいよせ)
季節風の名残風。

油風(あぶらかぜ)
晩春の穏やかな晴天の日に吹いている風。
油を流したように静かなことを表している。

涅槃西風(ねはんにし)
2月15日の涅槃会前後に吹く風。

恵風(けいふう)
万物を成長させる恵みの風。

花信風(かしんふう)
花が咲く季節が来たことを告げる風。

夏

黒南風(くろはえ)
梅雨の初めに吹くやや強い南風。

白南風(しらはえ)
梅雨の明ける6月末ごろに吹く南風。

薫風(くんぷう)
初夏の若葉や青葉の香りを含んだ穏やかな風。

青嵐(あおあらし、せいらん)
初夏の青葉を揺すって吹き渡るやや強い風。

緑風(りょくふう)
青葉を吹く初夏の風

涼風(すすかぜ)
夏の終わりに吹く涼しい風。

若葉風(わかばかぜ)
若葉を吹きわたる風。

秋

秋風(あきかぜ)
秋になって吹く涼しい風。

商風(しょうふう)
秋風。商は秋のこと。

初嵐(はつあらし)
秋の初めに吹く強い風。

金風(きんぷう)
秋の風。(五行説で、秋は金に当たるため)

野分(のわき)
野の草を吹き分ける強い風。

雁渡し(かりわたし)
初秋から仲秋にかけて吹く北風。

冬

木枯らし(こがらし)
秋の末から冬の初めにかけて吹く強く冷たい風。

空っ風(からっかぜ)
日本海側から山脈を越えて太平洋側に吹く風。
特に関東平野に吹きおろす風のことで、低温で乾燥している。

神渡し(かみわたし)
旧暦の10月に吹く西風。

北颪(きたおろし)
北の山から吹き下ろす冷たい風。

陰風(いんぷう)
冬の風。陰気で不気味な風。

まとめ

季節の風の名前1つでもたくさんの名前がありますね。
こういうところに日本語の美しさや深さが表れているような気がします。

今回ご紹介したのはほんの一部です。
気になった方は辞書などで調べてみてください。
日本語の表現の多さに驚くはずですよ。