献血に何度も行くとおちょこがもらえる!?

献血センターと言えば飲み物が飲み放題だったりお菓子が食べられたりというイメージが多いかもしれませんが、実はその他にもおちょこやグラスがもらえるのはご存じでしたか?

今回は献血の回数に応じてもらえるおちょこやグラスについてご紹介します。

回数に応じてグラスがもらえる

冒頭でもご紹介した通り、献血の回数によって記念品のグラスをもらうことができます。

10回、30回、50回でもらえるのはガラス器といういわゆるおちょこです。
10回でもらえるのが上の写真の青いおちょこですが、30回で黄色、50回で緑色と色違いのおちょこがもらえます。
毎回色が違うなんて凝ってますよね。
ちなみにすでに捨ててしまったので写真を撮っていないのですが、立派な四角い箱に入った状態でもらえます。

さらに70回と100回ではガラス杯という縦長のグラスがもらえます。
70回で銀色、100回で金色とこちらも色が変わります。

デザインは多田美波さん

デザインは彫刻家の多田美波さんが行われています。
多田美波さんは彫刻のみならず証明器具のデザイナーもされており、皇居新宮殿や帝国ホテルの照明器具のデザインも担当されたそうです。
また1988年には紫綬褒章、1994年には勲四等宝冠章を授与されています。

よくあるおちょことはちょっと違って、下の部分が少し厚みのあるデザインになっています。
この部分の色が献血の回数によって変わるので、カラーバリエーションまで考慮されたデザインなんだと思います。
手に取って見てみてもとってもおしゃれなので、お酒を飲むのが楽しくなるすてきなグラスです。

グラス以外も選べるように

令和2年12月1日から10回、30回、50回でもらえる記念品がガラス器以外の物からも選べるようになりました。
ガラス器以外に選べるのは「今治産無撚糸ハンドタオル」「若狭塗箸2膳セット」「有田焼小皿」です。
お酒を飲まない人はなかなか使わないサイズのガラス器なので、選べるようになったのはうれしいですね。
ちなみに70回と100回でもらえるガラス杯は変わらず固定です。

これらの記念品は今後変更になる可能性もあるそうなので、気になる方はもらえるタイミングになったら公式HPでチェックしてみるといいかもしれません。
日本赤十字社公式HP「献血者顕彰規程改正のお知らせ」

もらえるまでどのくらいの期間がかかるのか?

一度献血をした場合、次に献血ができるようになるまでには一定の間隔をあける必要があります。
これは血が十分に体内で生成されるまでに時間がかかるためです。

献血センターで行われている主な献血は400mL全血献血と成分献血(血漿、血小板)の2種類ですが、これらはそれぞれ以下の期間間隔をあける必要があります。

  • 400mL献血:男性12週間後、女性16週間後の同じ曜日から
  • 成分献血:8週間後の同じ曜日から

また400mL献血に関しては年間の回数上限が決められています。
上限は男性は年3回、女性は年2回です。

なので400mL献血のみだと一番最初におちょこをもらえる10回でも男性で3年とちょっと、女性で5年かかることになります。
めちゃくちゃ時間がかかりますね。

一方で体への負担が少ない成分献血の方は年間の回数上限が決まっていません。
なので成分献血も受けていくことで年に20回以上の献血をすることも可能になります。
ただ成分献血は抜いた血から必要な成分を分離した後に体に血を戻すので、400mL献血と比べて採血の時間が長いです。
そのため時間に余裕を持っておくことと、事前に予約をしておくことをおすすめします。

まとめ

献血の回数に応じて記念品がもらえるなんて知らない方も多かったのではないでしょうか?
普段から献血に行かれている方も、継続して献血をするモチベーションになっていいと思いました。
今まで献血に行かれたことがない方も、少しもでも興味が出たらぜひ献血に行ってみてください。