「賞味期限」と「消費期限」の違いについて

2020年9月6日

食品の表示で「賞味期限」「消費期限」という言葉をよく見かけると思います。
両方とも読んで字のごとく食品の期限についてなのですが、実は使われるものや意味が違うんです。

期限内に食べてしまえば問題ないのですが、期限外に食べる場合にはこの違いが大きく関係してきます。

それではそれぞれの違いについてみてみましょう。

賞味期限とは

賞味期限は「おいしく食べられる期間」です。

未開封かつ正しい方法で保管されている場合に適用されます。
飲料やスナック菓子など、比較的日持ちするものが対象です。

賞味期限が切れてもすぐに食べたらお腹を壊すということはほぼありませんが、本来の味や風味が損なわれてしまう可能性があります。

またいくら日持ちがすると言っても限度があるので、かなり昔のものは食べない方が無難だと思います。
(嗅覚に自信があって嗅ぎ分けられる人は自己責任でお願いします。)

消費期限とは

消費期限は「安全に食べられる期限」です。

未開封かつ正しい方法で保管されている場合に適用されます。
肉や魚などの生ものや、生菓子などの傷みやすいものが対象です。
(製造または加工後5日以内に品質が劣化するもの)

消費期限は安全性に関わる期限なので、期限が切れたものは食べないようにしましょう。

両方とも「未開封」の場合の期限

それぞれの説明でも書きましたが、賞味期限も消費期限も「未開封」の場合に適用される期限です。
よく「開封後は早めに召し上がりください」みたいなことが書かれていると思います。

特に消費期限の場合は食品の傷みが早くなる可能性もありますので、早めに食べるようにしましょう。

まとめ

以上、簡単に消費期限と賞味期限の違いについてまとめてみました。

普段期限の表記を気にしている方も、もしかしたらこの2つの違いについては意識していないこともあったかもしれません。
違いを正しく認識して、安心・安全な食生活を送ってくださいね。


とりあえず消費期限のものに関しては、もったいなくても諦めて捨てるようにすることをおすすめします。