第1から第4のビールまで全部知ってますか?? それぞれの違いを解説

2020年9月6日

みなさんビールはお好きですか?
仕事終わりとか夏の1敗目のビールとかはおいしいらしいですよね。
私はまだ口がおこちゃまなので、ビールよりはサワーや日本酒などあんまり苦くない方が好きですが。

そんなビールですが
「節約のために我が家はいつもは第3のビールです」
みたいな話をよく聞きます。

よく聞きますが第3のビールってそもそも何なのかご存じですか?
ということで今回は第〇のビールについてそれぞれ解説していきます。

第1のビール

第1のビール、その名もビールです。
はい、初っ端から当たり前のことを書きました。

ビールの作り方はいくつかありますが、スタンダードなのは大麦を発芽させた麦芽をビール酵母でアルコール発酵させたものです。

この麦芽が後々大事になってきますので覚えておいてください。

第2のビール

第2のビールとは発泡酒のことになります。
まあ第2とか呼ばないで、そのまま発泡酒と呼ばれているがします。

ビールと同じく麦芽を原材料としますが、その割合が違います。
ビールは麦芽の比率が50%以上使ったもののことを指しますが、発泡酒には割合の規定がありません。

ですのでビールよりも麦芽の比率が少ないというのが違いです。

第3のビール

第3のビールは決められた呼び方が他にはありませんが、ビール風味のアルコールという立ち位置です。

ビールと発泡酒との違いは麦芽を原材料として使用しないという点です。
第3のビールの缶の下には「その他の醸造酒(発泡性)①」と書かれています。

第4のビール

私も知らなかったのですが、第4のビールというのも存在するらしいです。

第4のビールは発泡酒と他のアルコールを混ぜたもののことを指します。
混ざっている他のアルコールとは一般的にスピリッツです。

第4のビールの缶の下には「リキュール(発泡性)①」と書かれています。
この第4のビールも第3のビールとして扱われることもあり、そんなに定着していない呼び方です。

税率の違い

「第なんとかのビールというのをわざわざ飲むなら普通のビールでいいじゃない」
と思われるかもしれませんが、これらが出てきたのには明確な理由があります。
それは税率の違いです。

麦芽の比率による税率の違いは以下の通りでした。
・麦芽比率50%以上:220円
・麦芽比率50未満25%以上:178.125円
・麦芽比率25%未満:134,25円

なぜ「でした」と過去形で書いたかというと、上記の税率は2006年のものです。
ここから徐々に麦芽比率に関係なく同一の税率になるようにそれぞれ増減税され、2026年には同じになる予定です。

このことから第3のビールのメリットがなくなってしまい、作られなくなってしまうのではないかともいわれています。

まとめ

それぞれの違いは「麦芽の比率」
・税率は2026年に統一され、第3,4のビールのメリットがなくなってしまう可能性あり



普段ビールを飲まない人もそうですが、飲む人も価格の違いは知っていても詳しい違いを知らないという方もいたのではないでしょうか。

税率が一緒になった後にはまた別のビール的なものが出てくるのでしょうか。
昔「キリンビール高知支店の奇跡」という本を読んだことがあるのですが、今後はよりビールメーカーも大変になっていくのかなぁと思いました。