「悔し涙」と「嬉し涙」「悲し涙」は味が違う!?

「悔し涙」と「嬉し涙」「悲し涙」、理由は違いますが両方とも涙が出ますよね。
見た目は同じ涙ですが、実は味が違うのはご存じでしょうか?

今回はそんな涙の味の違いについてご紹介します。

それぞれの味

早速それぞれの味の違いについてご紹介します。

  • 悔し涙:しょっぱい
  • 嬉し涙・悲し涙:甘い

涙の成分の中でしょっぱさに関係しているのはナトリウムです。
食塩も塩化ナトリウムという成分なので、いわゆる塩だと思っていただいて大丈夫だと思います。

ちなみに嬉し涙や悲し涙が甘いとは言ってもちょっと甘めくらいの感じで、砂糖水みたいな甘さではないです。

関係するのは自律神経?

涙の味の違いには自律神経が関係していると言われています。
自律神経は交感神経副交感神経に分けることができます。

交感神経というのは緊張したり興奮した時に活発になり、時間帯で言うと昼間に活発になります。
一方、副交感神経とはリラックスした状態の時に活発になり、時間帯で言うと夜に活発になります。

なので悔し涙を流すときは交感神経が、嬉し涙や悲し涙を流すときは副交感神経が活発になっているということになります。

自律神経と腎臓

先ほどの交感神経と副交感神経のどちらが優位に働いているかによって、腎臓の働きに変化があります。

交感神経が優位に働いている場合は腎臓からのナトリウム排出が抑制されます。
これによって体内のナトリウムの濃度が上昇し、涙にも多くのナトリウムが含まれるようになります。
ナトリウムはいわゆる塩分なので、これが増えたらしょっぱくなるということになります。

逆に副交感神経が優位に働いている場合は体内のナトリウム濃度は上昇しないので、涙もしょっぱくならないんです。

まとめ

よくおしゃれな歌の歌詞などで「涙の味」とか出てきますが、状況によってさまざまということなんですね。
体内で起きていることを知ると面白いですよね。

怒っているときに涙がしょっぱいか試しになめてみるとちょっと気がまぎれるかもしれないです。
(補償はしませんのでノークレームでお願いしますね。。。)