「見る」と「観る」はどう違う?

自分が普段漢字にするときに迷ったものを取り上げて記事にしているのですが、今回はその中でも特に毎度悩む漢字について書いてみたいと思います。
それは「見る」と「観る」です。

今回は「みる」の漢字についてまとめてみましたので、ご覧ください。

それぞれの意味

それでは早速「見る」と「観る」の意味をご紹介します。

見る

「見る」は目でとらえるという意味があります。
目でとらえるというと他の「みる」の意味と被ってしまいそうな定義の広さですが、この定義が広いところが「見る」の最大の特徴になります。(詳しくは後述)

観る

「観る」は意識的に目でとらえるという意味です。
英語で言うと「watch」にあたります。
まあ自分をはじめ日本語よりも英語の方がさらにぴんと来ないかもしれませんが。。。

例えばテレビをしっかりとみている場合は「テレビを観る」ですが、なんとなくテレビがついていて流し見してみるような場合は「テレビを見る」という風な使い分けになります。

その他の「みる」

「みる」と読む感じはこの他にもいくつかあります。
「視る」「診る」「看る」の3つが一般的に使われるものなのではないでしょうか。

「視る」は調査の意味がありますが、常用外なのであまり使う機会はないでしょう。
「診る」は診察(しんさつ)の意味があり、「患者を診る」という感じで使います。
「看る」は世話の意味があり「面倒を看る」という感じで使います。ちなみにこちらも常用外のようです。

「見る」は万能?

実は上でご紹介してきた「みる」はすべて「見る」を使って書いても間違えではありません。
というのも「見る」は「みる」の代表的な立ち位置にあるからです。

「観る」などの他の漢字を使うのは、特にその漢字固有の意味合いを強調したい場合です。
なので迷ったらとりあえず「見る」と書いておきましょう。
逆に何かしっかりとした文章で訴えかけたい場合などは、その場に応じた「みる」の漢字を使うと良いと思います。

まとめ

なんでも「見る」でとりあえずOKなのは知らない方も多かったのではないでしょうか?
私もメールなどで使う場合は確実にこれ!という漢字がわからない場合は「見る」って書いておこうと思いました。
みなさんも迷ったときにはぜひ役立ててみてください。