おいしい非常食「アルファ米」を知ってる??

みなさん「アルファ米(あるふぁまい)」ってご存じですか?
「米」とあるのでお米なのはわかるかと思いますが、これめちゃくちゃおいしい保存食なんです。

今回はそんな「アルファ米」について詳しくご紹介します。

アルファ米 とは

アルファ米とは炊いたごはんを急速乾燥したものです。

通常時は炊いていないお米のような状態ですが、お湯や水を入れることで通常のご飯のように柔らかくて食べられるようになります。

アルファ米は長期で保存がきくことから保存食・非常食として食べられています。

アルファ?ベータ?

アルファ米の名前の由来はお米のでんぷんが「アルファ化」の状態のお米だからです。
お米には炊く前の「ベータ化」と炊いた後の「アルファ化」の2つの状態があります。
(これはお米のデンプンの状態の違いで、「アルファデンプン」と「ベータデンプン」どちらの状態のデンプンが含まれているかで分けられます。)

ベータ化の状態では硬くて食べにくい他に、人間が消化しにくいというデメリットもあります。
また一度お米を炊いてアルファ化の状態にしても、そのまま冷えてしまうとベータ化の状態に戻ってしまいます。

そこでアルファ米は特別な方法で急速乾燥することによって、アルファ化の状態を保ったまま保存のきく状態にしているのです。

食べ方

様々なメーカーからアルファ米が販売されていますが、基本的な食べ方は同じです。
作り方は「お水かお湯を入れて待つだけ」というシンプルなものです。

水の場合はほかほかご飯にはなりませんが、しっかりと食べれる柔らかさにはなります。
ただ注意しないといけないのは、水の場合はお湯よりも長時間待つ必要があります。
メーカーにもよりますが、お湯で15分、水で1時間くらいの違いがあります。

またスプーンや乾燥剤などを事前に取り除いてから水やお湯を入れるようにしましょう。これ結構忘れがちです。
パッケージに作り方が書いてあるので、詳しくはそれに従ってください。

完成したのがこちらです。
入れた水分はすべてお米に吸収されて、通常のお米のようになっています。

バリエーション

アルファ米は様々なメーカーから発売されていて、そのバリエーションもかなり豊かです。
というのもアルファ米自体は白米なので、そこに味付けとしていろいろな味があるという感じです。

例えば尾西食品のアルファ米でこれだけ種類があります。
非常時で毎日食べていてもなかなか飽きがこなそうなくらい味ありますね。

味・普通のお米と比べて

先ほどご紹介した通り味自体はいろいろなバリエーションがあるため、ここではお米が通常のものと比べてどのような味の違いがあるかをご紹介しようと思います。

大前提として保存食としては十分すぎるほどおいしいです。
ちゃんと水分があるので、乾パンなどと比べてもかなり食べやすいのもかなりポイント高いです。

そのうえで通常の食べ物と同じようにおいしさを判断するとすれば、お米自体はかなり通常の状態に近いところまでは戻りますが、若干お米の内部がスカスカになっているような感じがあります。
なので完全に普通のごはんと一緒だと思っていると違和感が若干あると思います。

とは言えこれほど保存がきいてこのクオリティの食べ物はかなり少ないと思うので、やはりレベルは高いと思いました。

まとめ

食べてみると簡単に食べれてとてもおいしかったです。
乾パンとかって期限切れ直前に学校や会社から配られることがあっても、なかなか口の水分持ってかれて食べるの大変だったりしていたので、アルファ米は選択肢としてありだなと思いました。

みなさんももしもの備えにアルファ米を準備してみてはいかがでしょうか?