「ショートケーキ」って別に「ショート」じゃないけどなんで?

ケーキの中でも一二を争うくらい有名なのはショートケーキだと思います。
ケーキと言えばショートケーキという方も多いのではないでしょうか?

ですがそんなショートケーキの名前の由来はご存じですか?
そういえばショートって言ってるけど別に他のケーキと比べて短く無くね?って思いますよね。

今回はそんなショートケーキの名前の由来についてご紹介していきたいと思います。

ショートケーキの発祥はイギリス

ショートケーキ (shortcake) はもともとはイギリスのケーキの種類です。
調べてみると1588年にイギリスの料理本「イングリッシュズ・クックボーク」に記載されているショートケーキが現在のショートケーキのルーツになったらしいです。

海外ではこのイギリス発祥のショートケーキが現在も良く食べられていますが、実は日本のショートケーキとはちょっと違うんです。
海外で食べられているショートケーキは生地がビスケットでできています。

実はこれがショートケーキの「ショート」の理由でもあります。
「ショート」には「サクサク」という意味があり、生地がビスケットなのでサクサクしたケーキという意味でショートケーキと呼ばれていたそうです。

他にもショートケーキを作るときにショートニングというビスケットなどを作るときに使う油脂を使っているためショートケーキと呼ばれるようになったという説もあります。

でもどちらにせよビスケットのケーキであるということから名前がついているんです。

ちなみに生クリームのケーキというわけでもないので、チョコケーキでもショートケーキになる得るんです。
またホールケーキもショートケーキです。

日本のショートケーキは不二家

先ほど日本のショートケーキは海外のものと違うと書きましたが、ではどのようにして生まれたのでしょうか?

日本のショートケーキの発祥は大正時代までさかのぼります。
不二家のの創設者である藤井林右衛門さんが海外で洋菓子研究を行い、そこから柔らかいスポンジにクリームなどを混ぜたケーキを発案しました。
これが現在日本でショートケーキとして食べられているものの元になっているそうです。

ちなに日本のショートケーキと同じ特徴を持ったものは、海外ではレイヤーケーキ (Layer cake) と呼ばれています。

まとめ

ということでショートケーキの「ショート」は短いとは全然関係ありませんでした。

日本のショートケーキは日本独自の物ということは調べるまで知らなかったです。
海外でクリームとイチゴのスポンジケーキを食べたいときにはレイヤーケーキを注文するようにしましょう。