奈良公園と宮島の鹿の違い
鹿と言えばどこの鹿をイメージしますか?
1番はやっぱり奈良公園の鹿だと思いますが、私的には2番目にイメージするのは広島県の宮島の鹿です。
私はどっちの鹿にも何回も会いに行ったのですが、結構性格の違いがある気がしました。
なので今回は私が思う奈良公園と宮島の鹿の違いをご紹介します。
奈良公園の鹿
みんな大好き奈良の鹿は奈良公園に大量に生息しています。
私が思う奈良公園の鹿の最大の特徴は食に貪欲なところです。
食に限らず結構アグレッシブな気がします。
例えば鹿せんべいを持っている人を見つけると、次の瞬間には大量の鹿に囲まれてて一瞬で食べられているという光景を見たことがあると思います。
全部食べられてなくなったり、他の鹿にせんべいをあげるためにせんべいをあげるのを拒否してもなかなか引き下がりません。
またせんべいを持った状態で歩いているとぞろぞろとついてくるのですが、奈良の鹿は結構ずっとついてきます。
鹿せんべいでのエサやり体験としてはかなり面白い経験をできると思います。
一方で食に貪欲なため、人の食べ物やパンプレットなど食べれないものも食べようとしがちなので、鹿のためにも注意が必要です。
こんなアグレッシブな奈良の鹿ですが、鹿せんべいを売っているおばちゃんからはせんべいを奪おうとしません。
鹿せんべい売りのおばちゃんはかなり強く、食べようとする鹿をほうきで追い払ったりしているので、鹿もあそこからは取っちゃいけないと学習しているんでしょう。
あと奈良の鹿だけおじぎができます。
やり方は鹿の前でおじぎをするとおじぎし返してくれます。
これはめちゃくちゃかわいいので、奈良公園に行ったらぜひ試してみてください。
宮島の鹿
広島の鹿は厳島神社などがある宮島に生息しています。
宮島の鹿は奈良の鹿よりもマイペースなイメージがあります。
まず宮島では鹿せんべいが売っていません。
宮島では鹿へのエサやりが禁止されているんです。
(罰則があるので注意してください。)
宮島の鹿は野生動物という扱いになっています。
奈良公園の鹿は人と共生していますが、宮島の鹿は人とは別々に生きているんです。
人が食べているものを見つけると食べようとして近づいてきますが、一度拒否するとシュンとして帰っていき、奈良公園の鹿ほどがっついては来ません。
とは言え食べようとしてくるのは変わらないので注意が必要です。
またお店に入ろうともしないので、住み分けがはっきりとしているイメージがあります。
こんな感じでじっとお店の中を見つめていることもありますが、中に入ったり食べ物を取ったりはしません。
ですがマイペース故、道の真ん中などで止まっていてもなかなか動いてくれません。
お店の前で座り込んだりしているのをよく見かけます。
あとは奈良公園の鹿に比べると人が苦手な鹿もいます。
近寄ってきたり我関せずで座っている鹿が大半ですが、たまに逃げていく鹿もいます。
特に紅葉公園の方に多い気がします。
やはり野生動物というところが奈良の鹿とのちがいに影響しているのではないでしょうか。
まとめ
奈良公園の鹿は人と共生していて、宮島の鹿は野生動物というという違いがあるのはご存じだったでしょうか?
他にも性格的な違いもある気がしたので、環境によっていろいろ違ってくるのは面白かったです。
ちなみ私は奈良は一時期年に1回趣味で行っていたのと、広島は仕事で住んでいたことがありますが、どちらも出身地ではないのでよそ者の個人的な見解として温かい目で見ていただければ幸いです。