左利きの人にはいろんなものが使いにくい! 右利きでは気づかない苦労をご紹介

2021年8月15日

みなさん左利きってどんなイメージですか?
かっこいいですか?天才そうですか?

左利きの私から言わせていただくと、中身は右利きの人と大差ないのに、生活で困ることが多いので大変なイメージです。
(でも気づいてもらえると結構うれしいです)

何が大変かというと、人間工学に基づいた道具というのは大半が右利き用になっているということです。
ですが右利きの方には当たり前のように使いやすいので気づかれないんですよね。

ということで今回は左利きの人が使いにくいと感じるものをご紹介していきます。

書く

習字での文字の入りや終わりのところ

図のこんな感じのところです。

想像してください、左手でこの形に書こうとすると手はものすごい角度に曲げないといけません。

私はあきらめて右手で習字をしていましたが、普段右出て字を書くことはないのでかなりよれよれな字になっていました。

大人になると習字をする機会は減りますが、筆ペンも左だと難易度高いですよ。

横書きは手が汚れる

文字を横に書くと手が汚れます。
特に水性のペンやつるつるの紙なんかに書く場合は、気を付けないとダイイングメッセージみたいになります。

小学生で硬筆をやっているときには縦書きなので「左利きは手が汚れないからいいよねー」って言われてましたが、日本はもちろん現代ほとんどの国で生きていく上で圧倒的に横書きすることが多いです。

蛍光ペン使用の難易度が高い

これこそ知られていないでしょうが、蛍光ペンを使うのがめちゃくちゃ難しいです。
特に太い方は紙と接触する面積が広いため、押して書くと摩擦が強くて非常に引きにくいです。

右利きの人とは逆方向の右から左に引っ張ると線を引きやすいのですが、どこまで引けばいいのかがわかりにくくて困ります。

昔ペン先の真ん中の部分が透明になっていてどこまで引けばいいかわかりやすいという蛍光ペンを持っていましたが、恩恵を受けな過ぎてなぜ透明になっているかわからなかったことがありました。

ボールペンがすぐダメになる

ボールペンのインクを使い切る前にペン先がダメになってしまうことが多いです。
意外と知られていませんが、ボールペンのペン先(ボール)は精密機器なので、ペン先から地面に落としたりするだけでダメになります。

また紙との摩擦によって摩耗していくのですが、左手で文字を書く場合はペン先を押しながら書く、いわゆる押し書きになります。
この場合右手で持って引くように書く時と比べて数倍の摩耗が起こります。
これによってすぐペン先がダメになってしまうのです。

また紙の繊維を巻き込みやすいので、これもペン先がダメになる原因になります。

ちなみに押し書きをすることによって紙も破きやすいです。

料理・食事

包丁

これに関しては全部が全部ではないです。
というのも刃の形状によって違います。

包丁には両刃と片刃のものがあります。
一般的に家庭で使われている三徳包丁は両刃で、魚料理に使う出刃包丁は片刃です。

両刃はどちらの手で使っても切れますが、片刃の場合は使用する手が決まっています。
ですので右利きと左利きの夫婦やカップルでは片刃の包丁はシェアして使うことができません。

ちなみに料理ではないですが、ハサミも刃物なので左手では切れません。
(ハサミは最近左用も増えましたよね)

へら

特に木べらに多いですが、若干反り方が右手で使うようになっています。
若干なのですが、これによって食材をすくいやすくなっているので左手では使いにくいです。

イメージで言うと丸く盛り上がっている方に物をのせるのって難しくて、くぼんでいる方に乗せる方が簡単ですよね。そんな感じです。

バターナイフ

バターナイフに関しては右手による右手のための形してます。
これはどう左手で使えと…

急須

これもお家にあれば左手で試してみてほしいのですが、お湯が入った急須を持った手を外側に返すのは結構大変です。手がプルプルします。

持ち手とお茶が出るところが一直線上にあるものもあるので、そういうやつだと問題なく使えます。

スープやサラダ用のおたま

こんな形のスープ用のおたまや、左側が先割れスプーンのようになっているサラダ用のおたまも非常に使いにくいです。

左手で使おうとする場合、手を外に返すように傾けないといけないのでめっちゃ大変です。

その他

自動販売機

自動販売機も左利きでは使いにくいです。
では問題です、何が大変でしょう?ヒントは上の画像にもあります。

じらす内容でもないのですぐ正解に行きますが、お金を入れるところが右側にあるので右手で使いやすいようになっています。

券売機等お金を入れるものに関しては大概この設計のなので、左利きの人も慣れてます。
なのでそこまで困ってないかも。

改札やバスなどのICカードをタッチするところ

ICカードをタッチするところも右側にあります。
これも左利きの人は慣れてて、財布やパスケースは右手で取り出すクセがついているので困ってないかもしれません。

改札に関しては左手でタッチしようとすると体をかなりツイストしないといけないです。

手帳型のスマホケース

これは個人的に結構悲しいのですが、手帳型のスマホケースは左手では使えません。

というのも開いたときに上の図のようになるので、左手だけで持った場合は親指の上にケースの開いた部分が被ってしまいます。
なので左手だけでは使えないのです。

ほんとにこれは悲しいです、ただでさえandroidはケースの種類が少ないのに…

スポーツを右手でやってるとがっかりされる

最後は100%グチですが、スポーツをやるときに「え、左利きなの!?」と期待されますが、意外と右手でやるスポーツも多くてがっかりされます。

例えばラケットスポーツは左手だけど、ボールを投げるのは右手などです。


というかスポーツに限らずですが、右利きとは違って100%左利きという人は少ないと思います。
右利き用の世の中で生活していくうちに、右手でやることもたくさん出てくるんだと思います。

ちなみにこういう用途によって利き手が違う人のことをクロスドミナンスって言うらしいですよ。

まとめ

ということで左利きの苦労してることの一部を列挙してみました。
ほんの一部なので、上げ始めたら永遠に続けられる気がします。
まとめると基本的に左右非対称のものは基本的に使いにくいです…

何が言いたいかというと左利きの人って意外と苦労してるので、見かけたらちやほやしてあげてください!
「左利きなんだ!すごい!」って言ってもらえるだけで結構うれしいです!