小数点以下の0は意味あるの?

小数点以下にいらなくね?って思う0を見かけるときありませんか?
例えば1.0とか4.0です。これ0なしで1とか4でもいいんじゃないかと思いますよね。
でもこれ、場合によってはちゃんと意味があるんです。

今回はこの小数点以下の0についてご紹介します。

意味

早速小数点以下の0に意味がある場合についてご紹介します。

例えば1.0というのは小数第一位が0であるという意味です。
次に1.00は小数第二位まで0であるという意味です。
え、あたり前じゃない?と思いますか?

これはどこまでを0と保証しているかというような意味になります。
1.0の場合は小数第二位以下は1.01とか1.03とかかもしれません。
一方1.00の場合は小数第二位までは0と決まっているので1.00しかありえないのです。

そのため0は何もないという意味ではなく、0という数字が入っているということなんです。

使われるケース

小数点以下の0がこのような使い方をされるのは学問的な場面ではなく、実験や工業的な分野などの実際の値を扱うような場面が多いです。
先ほどご説明した意味と同じなのですが、実際の値を入れてみるとわかりやすいかもしれないです。

例えば1mというのと1.0mという表記の差です。
1mと言うと1m単位まで測ったという意味です。
一方で1.0mというのは0.1m単位、すなわち10cmまで測ったという意味になります。

実際に何かを計測する場合は計測できる精度に制限があります。
長さを測る場合も何ミクロンの世界までは上記では測れないですよね。
なので0でも小数点以下に数値が入っていることで、計測の精度を表すことになるんです。

まとめ

ということで小数点以下の0もちゃんと意味があるんです。
いろんな仕様を見ていると無駄に0めっちゃ入ってるじゃんと思うこともあるかもしれませんが、今度からは細かいところまで計測されているんだなと思ってみてみても面白いかもしれません。