任天堂元社長の岩田さんについて詰まった本「岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。」【本・感想】

岩田聡さんをご存じですか?
岩田さんは任天堂の元社長をされていた方です。

今回はそんな岩田さんについてが詰まった本「岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。」をご紹介します。

こんな人におすすめ

・ゲーム好き、任天堂好き人
・クリエーター、技術者の人
・人をハッピーにするのが好きな人

岩田聡さんとは

冒頭でもご紹介した通り、岩田聡さんは任天堂の元代表取締役社長です。
そしてゲーム業界では伝説の人でもあります。
岩田さんが関わられたものとして有名なのは、ハードではニンテンドーDSやWii、ソフトはゴルフやMOTHER2などがあります。

岩田さんは学生時代にプログラミングにはまり、その時に知り合った人にスカウトされHAL研究所というのアルバイトを始めます。
その後HAL研究所に入社し、任天堂から発売されたファミコンときに任天堂に直接出向いて仕事を取ってきます。その時に開発したのが「ゴルフ」や「ピンボール」です。

その後紆余曲折ありHAL研究所の社長に就任、任天堂に入社、2002年には任天堂の社長に就任されます。

様々な形でゲーム業界の発展とゲーム人口の拡大に大きく貢献された岩田さんですが、2015年にご病気で亡くなられてしまいます。55歳のことでした。

岩田さんは世界中のゲームファンに愛された方でした。

内容・構成

岩田さんは生前本をお書きにはなりませんでした。
この本は岩田さんの発言など「岩田さんのことば」を複数の記事からすくい取って集めた本です。

この本では各章のテーマごとに岩田さんの発言がまとめられています。
また章の最後にはそれぞれ1ページに満たないようなとても短い「岩田さんのことばのかけら」というものが書かれています。

DS、Wiiの話

岩田さんが任天堂の社長に就任されてから、DSやWiiといったハードを発売しています。
これらは岩田さんの様々なこだわりが詰まっています。

DSは「ゲーム人口の拡大」を目指して、今まで取り扱ってこなかったテーマを積極的に取り入れたそうです。
例えば脳トレなどがそれにあたります。

Wiiではテレビに常につないでもらえるようにすることを最初の目標として作られたそうです。
またWiiのコントローラーは「Wiiリモコン」という名前なのですが、これにも岩田さんの強いこだわりがあったそうです。
それは形もさることながら、ふだんからテレビの周りに置いてあるものを目指していたので、それはリモコンであるべきだということからこの名前になったそうです。

任天堂のゲーム機は性能的には他社のものと比べると劣る傾向にありますが、売上では他社より良いことが多いです。
それもこのような機能や遊びありきの設計をしているためなのかもしれません。

MOTHER2の話

ゲームファンの中では有名な話ですが、岩田さんが開発に行き詰っていたMOTHER2を立て直した話も紹介されています。

岩田さんがHAL研究所の社長兼プログラマーをされていたころのことです。
MOTHER2というゲームの開発が破綻しかかっていた時に岩田さんは立て直しのために参加することになり、かの有名な言葉をおっしゃります。

「いまあるものを活かしながら手直ししていく方法だと2年かかります。いちからつくりなおしていいのであれば、半年でやります。」


結果MOTHER2は半年で形になり、もう半年かけてブラッシュアップして発売されました。

この本ではさらにMOTHERシリーズの生みの親である糸井重里さんがこのことについて、岩田さんのすごさや考え方について詳しく書かれております。
私はこの話自体は知っていたのですが、それぞれの視点から詳しく書かれていて面白かったです。

本の半分が無料公開

この本を発行している株式会社ほぼ日の公式HPでは、本の内容の半分が無料公開されています。
興味を持っていただけた方はぜひ目を通してみてください。

「岩田さん」公式HPはこちら

まとめ

ゲームファンにはもちろん、子供のころにゲームをやったけど最近ではあまり…という人にもおすすめできる本でした。
みなさんも岩田さんの哲学やハッピーに対する考えなどに触れてみてください。

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