ブルーライトの悪影響とは?

昨今ブルーライトによる悪影響が取り沙汰されることが多いですが、みなさんはブルーライトってどういう物でどう悪いのかをご存じでしょうか?
私はとりあえず目の疲れに影響するくらいの理解しかなかったので、今回色々調べて記事にまとめてみました。

ということで今回はブルーライトとは?というところから、悪影響とその対策についてご紹介していきたいと思います。

ブルーライトとは?

ブルーライト(blue light)とはその名の通り青色の光のことです。
理科の授業の内容になりますが、光とは波になっていてこの波長の長さによってさまざまな色に見えるのです。

また光は人の目に見える可視光線人の目には見えない不可視光線があります。
これも光の波長によって分かれていて、人が見えるのは下限360~400nm、上限は760~830nmと言われていて、その範囲外の光は見えません。
波長の長さで言われてもピンとこないと思いますが、人の目で見える一番波長が短い色が紫、長い色が赤です。
そのため目に見える範囲よりもそれよりも波長が短い光を紫外線、長い光を赤外線と呼んでいます。

ブルーライトとは波長が380-500nmの可視光の中でも波長が短い(紫~水色)光のことを指します。

ブルーライトを発生するもの

ブルーライトを発生するものはどのようなものがあるのでしょうか?
現在問題となっているのはスマートフォンやテレビ、PCのモニターなどです。
これらには多くのブルーライトを含んでいるため、昔と比べて人々がブルーライトを浴びる機会が増えたと言われています。

実はこのブルーライトですが、自然の中にも存在します。
それが太陽光です。
後述しますが、ブルーライトによって人間の体内時計が調整されているところもあるので、100%悪いものというわけでもないのです。

ブルーライトにはどんな悪影響があるの?

ブルーライトは体に悪いと言われていますが、実際にはどのような悪影響があるのでしょうか?
一般的に悪影響があると言われているのは目へのダメージと体内時計の乱れです。

まずブルーライトはとても強い光なので見すぎてしまうと目にダメージを与えてしまいます。
その結果、目の疲れやドライアイ、肩こりなどにつながってしまうと言われています。

また波長が短いため目のピントの調節に影響を与え、目ががんばってピントを合わせようとすることでも疲れ目を誘発しやすいと言われています。

また人の体内時計とブルーライトは密接な関係にあります。
体内時計は24時間より少しずれており、朝太陽の光を浴びることでリセットされているという話は有名だと思います。
太陽の光にもブルーライトが含まれているので、体は本来昼間にブルーライトを浴びるようにできているのですが、夜にもブルーライトを浴びてしまうと体内時計がくるってしまいます。
またホルモンバランスも崩れ、睡眠障害にもつながってしまうと言われています。

ブルーライトの対策

ブルーライトの対策は様々な方法があります。
一番単純なのはブルーライトを発するスマホやテレビなどをなるべく見ないようにすることです。
とは言え現代でスマホの画面を見ないというのは難しいと思いますので、特に夜寝る前には見るのを控えると良いでしょう。

またブルーライトの対策として有名なのがブルーライトカットの眼鏡です。
ブルーライトカット眼鏡には大きく分けて2種類あります。
それはブルーライトを反射するか、吸収するかの違いです。

反射式は青色の光を反射するコーティングがされているだけなので、かけても色の見え方に大きな影響がないところが利点です。一方、反射できる光は限られているためブルーライトのカット率は少ないです。
吸収式は青色の光を吸収するためにレンズに色がついています。
そのためブルーライトのカット率は高いですが、見える色は眼鏡をかけていない状態と変わってしまいます。サングラスの色が薄いものをイメージしていただければ近いと思います。

どちらも一長一短なので、用途と好みによって選ばれるのが良いと思います。

またモニターの色を調整することでブルーライトを減らすことができます。
寒色系の色にすると青が強くなるため、暖色系の色にするとブルーライトが減ります。
また輝度(明るさ)を下げることで光の量が減るので、おのずとブルーライトも減らすことができます。

モニターによっては最初からブルーライトを減らすことができるモードがついているものもあります。

まとめ

今回色々と調べて、ブルーライトの浴びすぎが体に良くないということがわかりました。
ただなかなか現代の生活において切っても切り離せないものなので、時間を意識したりブルーライトカット眼鏡などを使ってうまく付き合っていく必要があると思いました。

みなさんも疲れ目や生活リズムの乱れなどに困っている方は、ブルーライトとの付き合い方を見直してみてはいかがでしょうか?